IK08～IK11 ハンマー衝撃試験装置

EVCSの筐体の機械的強度を試験するためのIK08～IK11機械的衝撃試験装置

1. はじめに

IK機械的衝撃試験装置は、IEC62262、IEC60068-2-75 Test EhaおよびTest Ehcに従って設計されており、IEC61851-1の試験要件を満たすことができます。規格の要件に従い、EV供給設備の外部筐体は、IK08以上の機械的衝撃試験に耐える必要があります。この装置は、垂直衝撃試験と振り子衝撃試験の両方を実施できます。つまり、EV供給設備の垂直面と水平面の両方を衝撃できます。

この装置は、打撃要素（（5J/1.7kg*2、10J/5kg*2、20J/5kg*2、50J/10KG*2）、スイングパイプ、ガイドウェイ、および試験台で構成されています。打撃要素はスイングパイプと連携して、IK08～IK11振り子ハンマー衝撃試験を実施できます。打撃要素はガイドウェイと連携して、IK07～IK11垂直ハンマー衝撃試験を実施できます。試験台はアルミニウム合金製です。底に4つの車輪が付いているため、装置全体を自由に移動できます。

2. パラメータ

打撃要素の特性
エネルギー/J	5 ±5%	10 ±5%	20 ±5%	50 ±5%
等価質量±2%kg	1.7	5	5	10
材質	鋼
R/mm	25	50	50	50
D/mm	60	80	100	125
f/mm	10	20	20	25
r/mm	6	-	10	17
l/mm	依存

落下高さ

外部機械的衝撃に対する保護等級

3.  よくある質問

1). 2 in 1とは？ 

Pego：これは2 in 1の装置で、垂直ハンマー試験と振り子ハンマー試験の両方を実施できます。同じ試験台を共有し、独立して動作します。 

2). なぜ2セットの打撃要素が必要なのですか？ 

Pego：振り子衝撃試験用の打撃要素の実際の質量は、垂直衝撃試験用の打撃要素の実際の質量と同じではないからです。垂直ハンマーの等価質量は、打撃要素の実際の質量に等しくなります。振り子ハンマーの等価質量は、打撃要素の実際の質量、スイングパイプとナットの質量などで構成されています。さらに、垂直ハンマーと振り子ハンマーは外観が異なります。以下の写真を参照してください。 

3). なぜ2 in 1の装置が必要なのですか？ 

Pego：2 in 1の装置は、垂直ハンマーと振り子ハンマーを1つの装置に組み合わせたものです。実際には、垂直ハンマーは水平面で使用され、振り子ハンマーは垂直面で使用されます。この2 in 1の装置を使用すると、試験片を裏返して異なる面に衝撃を与える必要はありません。 サンプルが重すぎて裏返せない場合、2 in 1デバイスの方が実用的です。

4). この装置には、二次衝撃保護機能はありますか？ 

Pego：これはオプション機能としており、お問い合わせの際にこの機能を言及できます。手動で二次衝撃を停止したり、電気ブレーキを取り付けて二次衝撃を停止したりできます。 

5). 打撃要素をどのように解放しますか？ 

Pego： 垂直ハンマーは電磁石で解放し、振り子ハンマーは手動で解放します。